美容院で考える未来

ヤンゴンのスーパーマーケット、CityMart内の美容院で散髪。

担当の金髪の彼は過去に二回位切って貰ったことがある。

ヘアスタイルを考えていなかったので「メンズヘアカタログの本見せて」

頷きながら散髪の準備を黙々と進める彼。バリカンに油差して髪にスプレーして散髪開始。

カタログ見せて貰ってないし、一言の注文すら発してないのに。

その時思った。「これが本来有るべき姿」「未来の美容院、そしてサービス産業はこうなる」

金髪の彼は過去に俺を担当者したとき、カタログで似たようなのを毎回選ぶ俺の趣向を既に理解していて、カタログわざわざ確認しなくても俺が望むスタイルをわかっている。

未来には、カタログのいう本の形態をしたアナログな媒体を介さず脳内もしくは空間でビジュアルイメージの共有が可能で、「サイドはこう、トップはこう、」など指示的な無駄話は無くなり。