えろサイトには俺の人生の相当量を吸い込まれた。
その上そこでの自慰活は決して充実した内容とは言い難い。オーガズムの質が低い。

AV女優は美女揃いだし、想像されうる限りのシチュとジャンルが網羅され、多くのコンテンツのクオリティは本当に良いものだと思う。

しかし、オーガズムの質は、コンテンツの質に正比例するものでは無い。ある程度の相関性はあれど、より大きな要素はレア度。

戦士が出陣前に女性を抱くとき、死を覚悟したセクスーでは、オーガズムは最大値を叩くと思う。
初めての○○、とか。
また、セクに至るプロセスも大きい。ケンカしたあとの仲直りセクスー。付き合って一年目記念日セクスー。

オナからセクに話がすり替わってしまったが
話を戻すと、スマホな時代、場所も時間も頻度も自由。自由過ぎて、マンネリする、感動も驚きも回数をこなすごとに薄れる、これはVRでも解決出来ないと思う。

工夫や向上心などの不足も輪を掛ける。こんにゃくを温めて使う、とか、昔はそれなりに工夫があった。今はTENGAを与えられた。

オナるために動かなくて良くなった。アイテムはアマゾンが届けてくれる。コンテンツは毎日新しいのをスマホから。手軽。自由。これ怖い。
近い未来には寝るだけでフルオートマティックのオナホ、全身マッサージとVRみたいな夢のマシンが。

ネットが無かった時代のオナはもっと情熱的だったと思う。本屋で恥を偲んで勇気を出してレジに立ち、おもて表紙を向けて渡すかうら表紙を向けて渡すか迷ったり、エロ本DVD専門店では羞恥心はないものの店へ向かう道を自転車で走ってる時、まるで好きな子に告白しに行くかのような、ドキドキ感、擬似的ときめきがあった。
学生時代の寮生活(ルームメイトあり)では、場所も時間も選べず、共同シャワールームで夜中にやったものだが、そのコソコソ感がスリルと背徳感を掻き立て、大いに興奮したものである。

オナ好きオナ中毒の戯れ言。
サイト、ネットの中毒性はホントに怖い。テレビ以上の洗脳力。
自由とテクノロジーを利用するか、利用されるか、勝ちたい。